2017年3月11日(土)

日々のブログ

3月10日 魅惑のファルセット、ホイッスルボイス

金曜日今日もラブリーな一日でした、なんのこっちゃ?ゲストはこの人と

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この人!

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今日のアサミのマライヤはヒーローでした。

今日の一曲はこれで行こうかな。

マライヤ・キャリーは1970年生まれ、母はアイルランド系の白人で父はベネズエラと黒人のハーフ、両親が3歳で離婚、人種差別に耐えながら幼少時代を過ごしたそうです。歌を志しマンハッタンに出てきたマライヤはアルバイトをしながらバックコーラスの仕事などをしていましたが、あるパーティでCBSレコードの社長にデモテープを渡すチャンスに恵まれ1990年にデビュー、NBAファイナルで歌ったことで話題になり一躍有名になりました。

私初めて彼女の歌を聞いた時の衝撃を覚えています。「Vision of love」をラジオで聞き、まだ流行り始めたばかりのレンタルレコード屋に走り1枚目のアルバムだったと思いますが借りました。何しろ高音が素晴らしい!ミニー・リパートン以来久々の超ファルセット!(これはファルセットのそのまた裏のファルセット!ホイッスルボイスと呼ばれます。ミニーリパートン、男ではアースのフィリップベイリーが出せます。よく”脅威の7オクターブ”と宣伝されますがそれは誇張!どんなにすごい人でも4オクターブ位です、しかしこのホイッスルボイスが出せる人はそれを1オクターブを超えます、たぶんマライヤは世界最高峰でしょう、それでも5オクターブ半です、鍵盤を触ってみればわかります、まったく人間技じゃありません!)、そして粘りのあるリズム、ちょっとハスキーでチャーミングな声、はまりました、この子は黒人かな?声やビートは黒人みたいだけどジャケ写を見るとモシャモシャ頭だけど顔は白人の様だ、今では白人でも黒人の様なビートで唄える人は普通にいますがこの当時は新鮮でした。ちょうどホイットニーとかもアルバムが出るたびに買っていた頃ですごいやつが現れたと思いました。ライブはビデオも大ヒットしましたが驚きの出来でした!

Heroはそんなマライヤの1993年のヒットで米チャート4週連続一位。

アサミちゃんがいつもこの歌を歌う前は「ヒーローは誰の心の中にでもいるモノなの、という歌です。」というコメントで歌い始めますね。

大まかに訳詞を、、「自分の心の中を覗いてみて、そこにヒーローがいるわ、自分が何者であるかなんて恐れる必要はない!自分の魂に聞いてみればそこに答えがある、悲しみは消えていくでしょう!そうすればヒーローがやってくるわ、頑張り続けていく強さを持って あなたは心に秘めていた恐怖を振り払い自分が困難を乗り越える力を持っていることを知っているから。だから希望が無くなったと感じた時でも自分自身を見つめ強く生きて!そうすれば最後には真実が見えてくるでしょう、それがあなたの中にいるヒーローなの!」

くーー!なんていい詩なんでしょう!!

きっとマライヤは自分自身差別に苦しんだ経験を歌に込めたのでしょう、だから説得力があるのですね。(しかし東洋人にわたしから見ればほとんど白人に見えますが、、それでも差別があったのか、、、)

マライヤは全米No,1が18曲、ビートルズに次いで歴代2位ソロ歌手としてはエルビスと並んで1位です!とんでもないすごいシンガーそしてシンガーソングライターなんです!!

(余談ですが今日ゲストのNaokiはホイッスルボイスに匹敵する声が出せると私はふんでいます、、私も特訓していますがこれはかなり難しい、、??!あれれ)

さあ明日は清水まりちゃんとトモちゃん!どうぞお楽しみに。